建築専門用語辞典 は行 ( は ~ ほ )
| ハードボード(hardboard)(はーどぼーど) | 硬質繊維板。ファイバーボードの一種で、比重0.8以上のものをいう。 |
| 配付け垂木(はいつけだるき) | 隅木の横面に斜めに取り付く垂木。 |
| 羽柄材(はがらざい) | 端柄材(はがらざい)とも表記する。元来は定義がはっきりしない言葉だが、最近は羽柄(はがら)プレカットの普及から、根太や垂木などの構造と下地を兼ねる小断面材部材のことを指す意味に定着しつつある。 |
| 掃出し口(はきだしぐち) | (1)室内の塵埃(じんあい)を掃き出すために都合のよい、小型で下端が床面とそろっている開口部。(2)廊下がなく室内から直接外部に開いている開口部の総称。 |
| 掃き出し窓(はきだしまど) | 床面の位置まで開いている窓。 |
| 剥離(はくり) | 塗り層間の分離によるはがれのこと。 |
| 刷毛塗り(はけぬり) | 塗装方法の一つ。刷毛塗りは刷毛目を消して塗るのに熟練が必要。 |
| 刷毛引き仕上げ(はけびきしあげ) | 左官仕上げで、塗り材をこてで押さえた後、まだ硬化しないうちに表面を刷毛でなでて荒し目を付ける工法。 |
| 羽子板ボルト(はごいたぼると) | 木造の仕口(しぐち)部分が外力を受けたときに抜け落ちないように、2つの材を連結する羽子板状の形をしたボルト。 |
| 端根太(はしねだ) | ツーバイフォー工法による床組を構成する部材の一つ。 |
| 鉤継ぎ(はぜつぎ) | 板金工事で、薄板の端を重ねて折り曲げる接合方法。 |
| 白化(はっか) | 塗装や接着の欠陥の一つ。「被(かぶ)り」ともいう。塗膜が乾燥する過程で白く濁る現象。 |
| 鼻隠し(はなかくし) | 軒先で垂木先端の木口を隠すために取り付ける横板。 |
| 幅木(はばき) | 壁と床の接する部分に設ける化粧の横板。 |
| 破風(はふ) | 切妻や入母屋(いりもや)屋根の妻側に取り付けられた厚板、またはその部分のことをいう。 |
| 羽目板(はめいた) | 板張りに用いる板で、縦羽目と横羽目の方法がある。 |
| はめ殺し窓(はめごろしまど) | 障子またはガラスねどが、はめられたままで開閉できないような固定された状態の窓のこと。 |
| 梁(はり) | 木造においては、一般に2つ以上の支点によって水平もしくは斜めに支えられ、上方から荷重を受けるための横木の総称。 |
| 梁受け金物(はりうけかなもの) | ツーバイフォー工法における床梁や屋根梁の支持点において、それらを受ける支持点が得られない場合に用いる受け金物の総称。 |
| 梁間(はりま) | (1)小屋梁に平行な方向。「梁間方向」、「梁行」ともいう。(2)梁や桁(けた)を支える柱などの支点間の距離をいう。「張間」とも書き、スパンのこと。 |
| ヒートブリッジ(ヒートブリッジ) | 熱橋。外壁のような内部と外部との境界を構成する部分を通して熱が移動する際に、熱が最も通りやすいところをいう。 |
| ヒートポンプエアコン(ひーとぽんぷえあこん) | 夏は室内から屋外へ、冬は屋外から屋内へ熱を運ぶ方式の冷暖房機器。 |
| 火打ち(ひうち) | 床組や小屋組などの水平面の変形を防止するために、各隅部に設ける斜材。 |
| 火打ち土台(ひうちどだい) | 土台の交わるところに入れる斜材。地震の時などに建物の角がゆがまないように、必ず入れる。 |
| 火打ち梁(ひうちばり) | 胴差しや梁まわりに取り付ける斜材。こちらも地震の時などに建物がゆがまないように、必ず入れる。 |
| 庇、廂(ひさし) | 窓や出入口の開口部やポーチ、バルコニーなどの上部に付ける片流れで屋根状のもの。 |
| 非耐力壁(ひたいりょくへき) | ツーバイフォー工法では、耐力壁と床組によって箱状の構造体をつくるため、構造体に不必要な壁は非耐力壁または支持壁として設計する。 |
| 引掛け桟瓦(ひっかけさんがわら) | 桟瓦の尻裏面に引っ掛け用の突起を付けた瓦で、現在最も一般的に使われている。 |
| 引張り強度(ひっぱりきょうど) | 材料の外部から引っ張られ破壊するときの強さ。 |
| 一筋(ひとすじ) | 敷居や鴨居(かもい)の溝が一本しかないものの略称。 |
| 一人親方(ひとりおやかた) | 常雇いでの職人を雇わず、通常はごく小規模の建物では一人で仕事ができ、助けを必要とするときに応援として職人を集め親方として仕事を取りしきれる者。 |
| 檜(ひのき) | 天然分布は福島県東南部以南の本州から四国、九州に及び、スギと並んで日本を代表する樹種である。 |
| 檜葉(ひば) | アスナロの変種で「ヒノキアスナロ」といい、北海道から本州の関東北部まで分布する。 |
| 平入り(ひらいり) | 建物の入口が、大棟(おおむね)に向かってアプローチする位置、つまり一般には、長手になる桁行(けたゆき)側にある場合をいう。 |
| 平角(ひらかく) | 旧JAS(日本農林規格)の挽角(ひきかく)類は、材の断片が7.5cm以上と定められ、そのうち断面が長方形の材料を示した。 |
| 平勾配(ひらこうばい) | 規矩(きく)術における勾配表示法の一つ。 |
| ヒラタキクイムシ(ひらたきくいむし) | 戦前の和名はタケシンクイといい、タケの害虫としてよく知られていた。 |
| 蛭石(ひるいし) | 雲母(うんも)質の岩石を粉砕・調整して加熱膨張させたもので、左官用の軽量骨材として用いる。 |
| 広縁(ひろえん) | 幅の広い縁側の総称。通常は1間以上あるものをさす。 |
| 広小舞(ひろこまい) | 軒先において、垂木の先端上部に取り付ける幅広の横木。 |
| 檜皮葺き(ひわだぶき) | ヒノキの樹皮(檜皮)で屋根を葺くこと、あるい葺いた屋根。 |
| ファイアーストップ材(ふぁいあーすとっぷざい) | 文字通り「火災止め」で、ツーバイフォー工法の特徴の一つになる部材。 |
| ファイヤープレース(ふぁいやーぷれーす) | 壁に作りつけた暖炉。 |
| ファブリック(ふぁぶりっく) | 織物。編物。つまりカーテン、テーブルクロスなどの布地のこと。 |
| 風圧力(ふうあつりょく) | 地震力と並ぶ建物に加わる水平力の一種。 |
| フーチング(footing)(ふーちんぐ) | 布基礎、独立基礎の地盤面への接地面積を大きくするために広げられた底盤部分をいう。 |
| フェノール樹脂接着剤(ふぇのーるじゅしせっちゃくざい) | 熱硬化性樹脂接着剤の一種。古くから(1942年頃)ある合成樹脂接着剤の一つ。 |
| フォームタイ(ふぉーむたい) | せき板と縦・横の端太を型枠として一体化させるためのボルト。横端太を締めるための座金が付いていて、端太の材料や締付け方法の違いによって種類が異なる。 |
| 葺き足(ふきあし) | 屋根葺き材料の流れ方向の働き寸法。 |
| 葺き卸し(ふきおろし) | 葺き下し |
| 葺き下し(ふきおろし) | 本屋の屋根の流れを、下屋(げや)まで一つの流れとして連続させること。 |
| 吹付け塗装(ふきつけとそう) | 機械によって塗料を噴霧する塗装方法の総称。 |
| 拭き取り(ふきとり) | 各種オイル、ワックスや各種着色塗料(ステイン、柿渋(かきしぶ)、漆など)を塗布後、布でふき取る方法。 |
| 吹抜け(ふきぬけ) | 2階以上貫通して床を設けず、上下に空間をつくる室内の構造。 |
| 腐朽菌(ふきゅうきん) | 木材質を腐らせる菌類の総称。木材を養分とし、空気と湿度と適度な温度によって繁殖する。 |
| 複合単価(ふくごうたんか) | ある工事を行うために必要な材料費と手間賃を合算させて作った工事単価。 |
| 複合フローリング(ふくごうふろーりんぐ) | 最も種類の多いフローリングで、三層フローリング、複合プライフローリングなどがある。長さ1818×幅303×厚さ12mmのものが普及している。 |
| 輻射暖房(ふくしゃだんぼう) | 放射暖房のことで、室内から外部に逃げる熱を、室内に設置した加熱面からの、おもに放射熱によって補償する暖房方式。 |
| 輻射熱(ふくしゃねつ) | 物質を介さない、熱線による熱移動のこと。太陽が地球を暖めているのもこの現象である。身近な例では赤熱電気ストーブによる採暖がある。 |
| 襖(ふすま) | 日本特有の軽い間仕切り建具。「唐紙(からかみ)」ともいった。 |
| 不同沈下(ふどうちんか) | 建物が片側に傾斜したり、建物の一部が極端に沈下する現象。地耐力の不足、地盤の不均一性、偏荷重、基礎形式の違いなどによって生じる。 |
| 船底天井(ふなぞこてんじょう) | 天井の形式の一つで、断面が船の底のように弓形や屋形になっているもの。中央部が両端より高く、勾配を持った天井。和風天井に多く見られる形。もちろん洋風でも用いられる。 |
| 不燃材(ふねんざい) | 文字どおり燃えない材料を表すが、建築では一般的に防火性能を要求する部位に使用を求めた、建築基準法で定めるところの石やれんがなどをはじめとする法定不燃材のことを表すことがある。 |
| 踏面(ふみづら) | 段板間の段鼻面から段鼻面までの部分をいう。 |
| フラッシュ(ふらっしゅ) | 木組の芯材の両面に板状の材を張ったものでドアやテーブル等に使われる。単一材で作られたドアに比べて、反りや狂いなどの変形がなく軽量にできる。 |
| フラッシュオーバー(flash over)(ふらっしゅおーばー) | 火災時に起こる現象の一つ。天井に燃え広がった炎の放射熱が、床の可燃物を燃やしながら延焼速度を速め、さらに酸欠状態の燃焼を続けるために一酸化炭素や黒煙を発生させるもの。 |
| フラッシュ戸(ふらっしゅど) | flush door 戸の構造形式の一つ。コストを下げ、軽くするため、構造になる骨組を下地にして、両面に表面材を平らに張った戸。 |
| フラット35(ふらっとさんじゅうご) | 住宅金融公庫による直接融資が廃止されるのを控え、平成15年10月1日にスタートした新型住宅ローン。民間金融機関が融資した住宅ローンの債権を住宅金融公庫が買い取り、それを証券化して債券市場で投資家へ販売するため、「証券化ローン」や「公庫提携ローン」とも言われる。最長35年の長期固定金利型住宅ローンであることから「フラット35」という名称が使われるようになった。 |
| フラットタイプ(ふらっとたいぷ) | 外観がフェルト状のニードルパンチ等、平坦な表面のカーペットの形状。耐摩耗性に優れ安価なため、実用性、経済性が大。 |
| フラット天井(平天井)(ふらっとてんじょう) | 和室・洋室ともに最も一般的な天井の形。 |
| フランス丁番(ふらんすちょうばん) | olive knucle hinge 旗丁番の一種。丁番の軸部がオリーブの実の形をしているので原語の名称の由来がある。 |
| 不陸(ふりく) | 水平や平らではなく、凹凸のあること。 |
| フレキシブル板(ふれきしぶるばん) | 石膏スレートの高級品にあたる合板ボードで、キッチンや洗面所など湿気のあるところや火気を使用するところに用いる。 |
| フロン(ふろん) | 冷凍機の冷媒に使用される物質であるが、最近は成層圏のオゾン層を破壊するということで、地球規模の重大な公害物質として問題になっている。 |
| 平衡含水率(へいこうがんすいりつ) | 大気中におかれた含水率の高い木材は、水分を放出して次第に乾燥し、十分に乾燥した木材は水分を吸って、木材のおかれた温度と湿度に応じた含水率となり、平衡状態となって安定する。このときの含水率をいう。 |
| 壁面後退(へきめんこうたい) | 隣地境界線や道路から建築物の外壁面を、ある距離まで後退させること。 |
| ヘビーティンバー(heavy timber)(へびーてぃんばー) | 大断面の製材や集成材で骨組を構成し、床や屋根には厚板を張った北米で見られる工法。「重量木構造」と訳される。 |
| 辺材(へんざい) | 木の髄心の周りを取り巻く心材の外周部にあって、細胞の活動している部分。心材に比べて、乾燥による反りや曲がりが出やすい。 |
| 偏心率(へんしんりつ) | 一般的には力の作用線が物の断面の重心からずれている割合をいうが、建築の構造設計では、各階平面の重心と耐力壁の剛性の中心である剛心のずれを指す。 |
| 方形(ほうぎょう) | 寄せ棟を正方形にした屋根の形。数寄屋風の気品ある雰囲気が出せる。 |
| 宝形屋根(ほうぎょうやね) | 方形屋根 |
| 方形屋根(ほうぎょうやね) | 屋根形式の一つ。平面が正方形または八角形の場合で、頂点が一つの勾配屋根。 |
| 方立て(ほうだて) | (1)開口部材を支える桟や間柱。(2)円柱の柱のすぐ脇に添え付けた竪枠材で、格子戸や蔀戸(しとみど)などの開口部を納めるために用いられた。 |
| 方杖(ほうづえ) | (1)柱とそれに取り合う横架材の入隅に入れる斜材。(2)洋小屋トラスで、斜めに入れた斜材。 |
| 法23条地域(ほうにじゅうさんじょうちいき) | 建築基準法第23条で、法22条で指定された地域内の木造建築物の延焼の恐れのある部分の外壁に、延焼防止について土塗壁か、それと同等以上の性能を求めた法律。 |
| 法22条地域(ほうにじゅうにじょうちいき) | 建築基準法第22条で、指定された地域内の建築物の屋根は不燃材で葺かなければならないとした定め。 |
| 法隆寺(ほうりゅうじ) | 607年創建。現存する世界最古の木造建築物。1993年に世界遺産に登録された。 |
| 補強金物(ほきょうかなもの) | 木造の継手や仕口(しぐち)部にあって、それらの接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物。 |
| 北米材(ほくべいざい) | わが国に輸入される外材のうち、おもにアメリカ産およびカナダ産の丸太や製材品。 |
| 北洋材(ほくようざい) | わが国に輸入される外材のうち、ロシア(旧ソ連)の極東地域産の丸太や製材品。 |
| 柄(ほぞ) | 2つの部材を接合するために一方の材端の木口につくり出した突起。 |
| ホルムアルデヒド(formaldehyde)(ほるむあるでひど) | 「ホルマリン」ともいわれる刺激臭のある無色の気体で、高濃度で死にいたる<発癌(はつがん)性の物質である。 |












